院長と旅行
2014年02月18日
私はもう一つの夢、それは7日間位の船旅。
すなわち豪華客船に乗ってゆったりと一日過ごす。
しかし、私は今、クリニックは24時間体制で往診している身。
この実現にはまず問題がある。
「先生、すぐ来てください。母親が急に熱がでて変な事を言うのですが!」
こんな毎日を過ごしている私だが、客船の旅となるとやはり残念。
24時間365日、在宅診療支援診療所の宿命である。
とにかく働け働け!
そういう現実があるので、まず船の旅は無理である。
「先生、その旅はあきらめてください」とMRさん。
2006年にこの制度ができて、かかりつけ医は外来診療と訪問診療のいずれもをする事が整備されつつある。
船旅の中のパーティやゆったりとしたプールおよびショッピング、
その他旅行客との交流も多々ある旅だが…。
私は「あきらめきれない!!」
非常勤医師やパート医師に来てもらう、それも一案である。
旅の人と人とのひと事ひと事がいつまでも心の泉が如き、生活の源泉であり明日へ教訓である。
働け働け。頑張ります。
院長と宴
2014年02月06日
私の幼き頃、場所は京都府宇治市宇治川。
宇治川の川床、舟遊びに同乗した。
真赤なたいまつが数本、すなわち鵜飼である。
4~5隻の舟がゆらゆらと川を下り、屋形舟の中で父と母が祖父(宇治市長)と親戚、
それに助役、警察署長の中、その真中では鮎のすき焼の踊り食いがある。
漁夫の方が鵜から鮎を取り上げるや、そのすき鍋に放り込む。
私はまだ2歳の頃であったが、その光景を見て
「はやく、このような大人になりたい!」
「はやく宴を楽しみたい!!」
と子供心に思った。
舟は4、5隻。時々接近しては又離れる。
あれから大人になって、父も頻回に酒の宴につきあわされた。
父は開業していた弟にプロパに連れて行かれ、
白浜や伊良湖で大阪医大仁泉会のメンバーとともに会食。
思わず微笑む父の顔が瞼に新しい。
私が開業医になってからも、家族、MRやコンサルタント、
病院でお世話になった事務員達と北新地や京橋、堂島あたり、ミナミで会食す。
会合の度に思う事は、あの頃の思い出。
酒が入ったメンバー達の笑い声、そしてためいき。
すべてすべて宴にぶつける如く話がはずむ。
人と人との交流の場、それが宴である。
ホテルニューオータニ大阪にて「祇園 さゝ木」のフェアに招待された。