院長の開業
2023年04月17日
私は元々京都府宇治市小倉町生まれであるが、その地には2歳まででそれ以降は、堺市堺区に住んでいた。
父は開業して内科医院を経営していたが、長年軍医であったため、患者とのやり取りでよくケンカになった。それは当時患者中心といった言葉がなく、あくまでも医師中心的で権威主義的な開業医としての面影しか見えない。
しかし、現在はプライマリケアおよび家庭医、かかりつけ医といったファミリードクターが開業医となる時代になると、父の面影は、ただ怖いとしか感じられない。
しかし、父は、内科医でありながら、外科、あるいは眼科等の全ての科において、ある程度の医術を持っていた。
今の時代、この医術は果たしてどのように見られるだろうか?
医療技術及び設備を駆使した高度医療の時代であり、それはむしろ古いと感じられえない。
患者さんの周囲から尊敬できる存在ではあるが、当時と開業医のイメージは変わってしまった。
良くも悪くもこの時代、主たる開業医となるには、今の技術を身に着けるしかない。
また、開業医はほとんどが医師会にも属しており、医療の面で、住民に医療的サポートを提供できる主たる職業と言える。もちろん、看護師さんおよびケアマネージャーさん、理学療法士さんなどの医療技術者との連携が重要であり、その連携において医師としての義務を果たすべきだと考えられる。